白沢先生の血統解説　第7回（ゴールドアリュール編）

こんばんは...！というのもおかしいのかな？うーん、これだっ！といった挨拶が決まりません白沢先生になりますw

先週は投稿できずに申し訳ありませんでした、主な理由は私用が忙しすぎてモチベがなかったからです、でもまた今週からはしっかり投稿できるようには善処します...！！

というわけで、まずはジャパンカップから軽くお話します。かなりの渋った馬場での対決になりましたね...スワーヴリチャードが昨年の大阪杯以来の勝利となりました、さすがこの馬場に強い、ハーツクライの良さがよく出たレースだと思います。（マーフィーさんイン突きお見事です）

そしてチャンピオンズカップ、先生現地観戦してきました...人多かった～！でも、みんなで白熱したレースを見ることができ、そして生ファンファーレを聞くことが出来たのでとっても嬉しかったです。クリソベリルが無敗で古馬GIを制覇、クリソベリルの全兄はコリアカップ（韓国G1）初代王者のクリソライト、半姉には牝馬ながら宝塚記念を制したマリアライト（父ディープインパクト）、半兄に神戸新聞杯を制したリアファルなどがいます。お母さん恐るべしですね...母は二勝クラスの馬でしたが、そういった実績がなくても名馬が誕生するというのも血統のまた一つの醍醐味ですね！

ではでは、今回はタイトルの通りそんなクリソベリルの父、ゴールドアリュールについて解説していきます！

～サンデーサイレンスダート代表～

それではまず競争成績から、競争成績16戦8勝、獲得賞金額は約4.1億で主な勝ち鞍はジャパンダートダービーや盛岡のダービーグランプリ、そして東京大賞典やフェブラリーステークスと地方中央問わずのダートGIを制した馬です。あれ？サンデーサイレンス初年度って基本的に芝の能力を高めるんじゃなかった？と感じた方、正解です、この馬は最初は芝を走っていましたが6戦1勝とあまり勝ち切ることができずダートに転向したら無双したタイプの馬ですので。でも、最後の芝挑戦となった日本ダービーでは13番人気ながらも5着好走していますし（ちなみに1着は名牝ウオッカの父、タニノギムレットです）、さらには芝では掲示板内を外したことがないのでひとまとめにダート馬だ！！というのも先生的にはうーんという感じですw

その日本ダービー以降は強いのなんのその、ジャパンダートダービーでは2着に7馬身差つけての圧勝、次のダービーグランプリでも10馬身差の圧勝と同世代に敵なしの状態で初の古馬対決、ジャパンカップダート（東京競馬場改築による中山での開催）に挑みましたが5着と初めて敗北します。ただその後の大井の暮れの名物、東京大賞典やフェブラリーステークス（こちらも中山開催）では見事に1着！父サンデーサイレンスに初の中央ダートGI勝利をプレゼントしました。そしてGIII アンタレスステークスを制し、帝王賞に挑戦しましたが...初の大敗11着、その後喘鳴症を発症している事が判明し、引退することになりました。

ダートでも芝でも崩れず、でもダートでは無類の強さを発揮したゴールドアリュール。もしかしたら本当の父の強さを受け継いだのはこの馬だったのかもしれません...

ではお次に種牡馬成績に行きましょう！！

～種牡馬成績～

産駒のデビューは2007年からで、地方、中央問わずダートに強く新たなサンデー系としてのスタイルを築き上げています。リーディング最高順位は2014年の5位！これのほとんどは中央・地方のダート戦で稼いでいます！

代表産駒はやはりダートで無類の強さを誇ったスマートファルコンやエスポワールシチー、そして日本競馬史上最多のJRA認定のGI/JpnI 11勝という記録を持つコパノリッキー！最近の産駒では、先ほど言った無敗で今年のチャンピオンズカップを制したクリソベリルや2着のゴールドドリームといったダートの大物を毎年のように出しています！