雨星血統研究室

新米バーチャル先生、白沢先生と共に血統を一緒に学んでいこう!という感じのブログです

予想しない血統(先生が血統を好きになった理由)

これはTakkuMattsu(@NorsteinBekkler)さん主催の企画「競馬 Advent Calendar 2019」の二回目の参加記事になります。

(前回はこちらをチェック、企画内容はこちらへ✨)

それでは、記事の本題に入ります。

 

みなさん、いかがお過ごしでしょうか、最近は寒暖差も激しいし風邪には気を付けましょう!白沢先生です!

今回のテーマはズバリ、血統です。

なーんだまたかよいつものことじゃん、と思ったそこのあなた、まぁちょっとでもいいから見てくださいw今回は血統は血統でも先生がなぜ、ここまで血統に惹かれたのかというお話です。そして、血統の魅力についての話も含めて話そうと思います!

【血統から競馬へ】

先生のルーツはとある一頭の馬からでした、それが今もなお日本種牡馬リーディング1位のディープインパクトです。

あの人は今どうしてるのか、そういう今後を知りたがるのが大好きだった先生は、ディープインパクトは今何をしているのかというのを気になって色々調べてみました。

そしたら、現在ディープインパクト種牡馬をしていて、今の日本競馬の有名なレースをディープインパクトの産駒たちが勝ちまくっているということを知りました。

本当にそうなの?と思い、気になった先生は日曜、普段は音楽ゲームをしにゲーセンに行きますが、人生初めて競馬を本格的に見ました。あれは2016年の菊花賞の日だったと思います、一番人気はディープインパクト産駒であるサトノダイヤモンドでした。結果もサトノダイヤモンドの勝利。本当にディープインパクトの子って強いんだ...競馬って遺伝の力も大事なんだ...!という衝撃を受けました。そこから先生はサトノダイヤモンドについても調べるようになって...そして二着馬レインボーライン、三着馬のエアスピネルとその馬たちの血統表を見て...父を調べ...と様々なことを調べるようになりました。

そうしているうちに、サンデーサイレンスノーザンダンサーミスプロという馬はもちろんのこと、三大始祖という言葉まで知ることとなりました。本格的に予想するのではなく、その競馬で走る競走馬がどのような血を持っていて...そして昔の日本競馬はどんな血を持つ馬が走っていたのかな?というようなところに最初は興味を持ってましたねw

これが先生のルーツになります、実はそう考えると血統はまだ3年ぐらいしか学んでないってことなんですよね(ちなみに予想に取り組んだのは実はもっと後になるんですが)。だからこそ、まだまだ知らない世界が広がってて好きです。これが先生の血統好きになったの大雑把な理由ですね、ここで話すと4000文字近くは書いちゃいそうなのでルーツについてはここまでにしておきますw

【血統のお話】

さて、ここからは血統のお話ですね。結局のところ、魅力って何?という話ですが...個人的には主に3つあると思っています。

①各国の競馬で何が求められているのかが分かる

 今現在、世界中で競馬が行われているわけなのですが、国によって競走馬に求められる力というのは様々で、ヨーロッパ(特に英愛仏)競馬だと天候が不安定かつタフな洋芝と自然形状の競馬場が多く、他の国と違いかなりのスタミナを要するため、そのスタミナに優れた血統だけが生き残り、そうでない血統が淘汰されてきました。

 また、アメリカではスピードが出るダートコースが主戦で小回りな平坦馬場の競馬場が多いため、それに強い血統が生き残りました。

 そして、日本では高速馬場と呼ばれる馬にとってスピードが出やすく走りやすく整備された馬場がほとんどを占めるため、それに強い血統が生き残りました。

凱旋門賞で日本馬が勝ちにくいのも、日本で栄えている血統が欧州で求められる力とミスマッチして走りにくいためだと考えられます。

ようするに、血統を見れば世界が分かる!!という話ですw

 

②必ずしも強い馬が生き残るというわけではない!

 競馬には、二つの成功があると言われています。競走馬としての成功、次に繁殖としての成功です。ディープインパクトは両方の意味で成功しましたね。しかし前の記事でもお話しましたが、無敗の三冠馬であり、初の七冠馬であったシンボリルドルフの系統はもう滅亡寸前です...2000年にGI6勝を含む全勝した世紀末覇王テイエムオペラオー種牡馬としては障害専用といわれたりする実績だったりとこれといったガツンとくる馬は現れていません。

一方で、こういう馬もいます。兄、弟、親戚が強い馬だったから代替種牡馬として種牡馬入りした種牡馬です。ディープインパクトの兄、ブラックタイドは重賞勝ちがGIIスプリングステークスのみという成績でしたが種牡馬としてキタサンブラックを出しています。

また、一昔前の日本競馬を盛り上げたナリタブライアンの父ブライアンズタイムも元々はアメリカGIを3勝したサンシャインフォーエヴァーのいとこであるというだけの代替種牡馬でした。

このように、必ずしも強かった馬が成功するわけではなく、逆にその馬の弟や近親といった馬が大成功するということも少なくないのです。

③ロマンを感じる!

血統表を見てください、昔ライバル関係だった馬たちが血統表に入っていたりしませんか?知っている名馬たちが日本...そして世界の名馬と共存して次世代の馬を作り上げている...そう考えるとなんだか素敵だと思いませんか?そういった名馬たちが作り出すハーモニーというのもとっても見てて面白いと思います✨

 

【最後に】

血のストーリーは競馬がある限り続きます、血統は終わりのない大長編ストーリーなのです...そのストーリーを詳しく理解するには途方の時間がかかります。もしかしたら一生かけても理解することは出来ないかもしれません。先生も新人血統学者なので本当にわからないことだらけです、でも書いてて感じました。やっぱり先生は血統が大好きなんだなと、もっとこれからも学んで、そしてみんなにもっと奥が深い話が出来たらなと思ってます...!!

以上、今回のお話はこれまで!最後まで見てくれてありがとうございます!何かわからない質問などがあったらコメントなりリプライなりお願いします!