白沢先生の血統解説 第11回 フォーティナイナー編(前編)
今日も見てくれてありがとうございます!白沢先生です!先週は3日連続中央競馬開催、シンザン記念とフェアリーステークスと2つの三歳重賞がありましたね!シンザン記念をサンクテュエール、フェアリーステークスをスマイルカナが制しました...!この2週間で4つの重賞が終了しましたが、ディープ産駒は3勝です先ほど挙げた2頭もディープ産駒でやはり日本の名種牡馬といったところですね...あと3年は見てみたかったと本当に思うばかりですw
さて、今シーズンはミスプロ系!フォーティナイナーから話していきたいと思います!
え!?キングマンボは!?と思った皆さん、確かに今日本で流行っているのはキングマンボ系なんだけど、このフォーティナイナー系はもっと凄いので先に取り上げたいと思っただけです...wということで早速いってみましょう!
競走成績
フォーティナイナーの名前の由来は1849年にカルフォルニアで金が見つかり、一獲千金を求めてカルフォルニアに移住した人々を指す言葉、49erから来ています!いわゆるミスプロ産駒によくある探鉱シリーズですね!そんなフォーティナイナーは2歳のころは強いのなんのその、GI2勝を含む6戦5勝で1987年のエクリプス賞最優秀2歳牡馬に選ばれています!
そして3歳シーズン、やはりクラシックに期待がかかる1頭として注目され、まずは初戦のGIIIレースを2着とまずまずのスタート、その次のGIIファウンテンオブユースSでは勝利、そして次のレースはケンタッキーダービーのステップで有名なフロリダダービーGI、ここは2着と敗れてしまいます。ちなみにこの時勝ったのが今も日本競馬界に名を遺す名種牡馬、ブライアンズタイムでした!
そして、クラシック戦線ではケンタッキーダービーで2着...プリークネスステークスではまさかの7着、そして距離不安のベルモントステークスは回避となりました。そして3歳後半でGIを2勝し、引退しました(先生あまり海外のレース知らないので競争成績がこれから簡潔になるかもしれません、すみません)。さてさて、お次に種牡馬成績にいきましょう!
種牡馬成績
故郷の牧場で1988年に種牡馬入りしたフォーティナイナー、やはり最優秀2歳牡馬、1992年の新種牡馬リーディングでは1位と期待通りのスタートを...と思いきやGIを勝った馬が結局ナインキーズという馬1頭しか出ないという低調ぶりで日本に売り飛ばされてしまいます。しかし、こういう日本に売り飛ばされるパターンによくありがちなのが、残された産駒が優秀な成績を残して関係者を困惑させる、それはフォーティナイナーも例外ではありませんでした...wアメリカの残された産駒からベルモントステークスを勝利したエディターズノート、GIを2勝したコロナドズクエストが登場。その結果1996年アメリカリーディングサイアーに輝き、またその産駒からは競走馬としてはそこそこだったが種牡馬として大活躍したエンドスウィープ、トワイニング、ディストーテッドヒューマーを輩出しました...!
日本では主にダート戦で一定の需要を獲得し、ユートピア、ビワシンセイキなどを輩出しています...!
血統解説と特徴
父ミスタープロスペクターについてはこちらへ↓
母のファイルはフォーティナイナー以外に目立った活躍馬はいませんがその母の半姉の子に米国2冠馬スウェイル、そして同じく半姉の孫にイギリス2000ギニー(日本でいう皐月賞)を制したシャディードなどがいたりと良血の出身です!
後半にまた後継たちをまとめて特徴を言いますが、まずはこれだけは押さえておきましょう...!!
はい、というわけで今回のお話はここまで!次回はもっと詳しく面白く愉快な現在日本競馬で活躍中のフォーティナイナー系を見ていきましょう...!ではでは、お疲れさまでした!