雨星血統研究室

新米バーチャル先生、白沢先生と共に血統を一緒に学んでいこう!という感じのブログです

3頭のクリスマスの血統のお話(おまけつき)

この記事はTakkuMattsu(@NorsteinBekkler)さん主催の企画「競馬 Advent Calendar 2020」の参加記事になります。

(企画内容はこちら

それでは、記事の本題に入ります。

皆さん、もうすぐ冬本番ですね!いかがお過ごしでしょうか、血統学者系競馬Vtuberの雨星白沢です!

あれ、先生はバーチャルブロガーだったのでは?と感じる方もいると思いますが、ブログを休止してからしばらくして、先生はVtuberに転身しました!

チャンネルもありますので是非登録の方もお願いします~

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というわけで今回の先生の担当は12/24、クリスマスの前日になります。皆さんはクリスマスといえば何を連想しますか?

ケーキ、チキン、プレゼント、サンタクロース...いろいろなものが想像できると思います。

でも考えてみてください、これらって全く競馬の話につながらないじゃないですか、じゃあ今回の内容はどうしようかと考えたんです。そしてこのような決断に至りました。

競走馬のクリスマスの血統の話をしようではないかと。

というわけで今回はクリスマスの血統のお話をします、そのあとにおまけもありますので是非雑学程度に学んでいってくださいませ!

 日本に存在したクリスマスたち

日本でクリスマスという名前が付けられた馬は3頭存在し、初代クリスマスは1958年生まれの内国産馬、二代目クリスマスはニュージーランドからやってきた繁殖牝馬、三代目クリスマスは2011年生まれの内国産馬になります。それでは軽く順を追ってクリスマスたちの血統を見ていきましょう!

初代クリスマス(1958年産)

初代クリスマスは競走成績31戦5勝、条件戦を勝ち抜いてダイヤモンドステークス(当時は中山2600m)で3着の実績があります。

...というぐらいしかデータが残っておらず正直なところ不明な点が多いです(笑)

さて、実際に血統表を見ていきましょう!

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父クリノハナ、もうこれはほとんど聞きなれないでしょう。クリノハナは1952年のクラシック2冠馬で種牡馬としても天皇賞勝ち馬を3頭も出し、長距離に強い(当時は春も秋も3200m)有力内国産種牡馬の一角を背負っていました。

またその父プリメロは戦前競馬を語るには外せない一頭で、1940年代を代表する名種牡馬となっており、父系こそは途絶えたものの、現在でも母系の父として根強い影響を与えています。代表はスペシャルウィークウォッカですね。

 

牝系は今もなお有名なビューチフルドリーマー系、ホエールキャプチャショウリュウムーンといった近代競馬でもちらほらその牝系出身の名馬がいたりするぐらいの日本古来の牝系となっています。

 

うーん、なんというか、渋いね!さすが60年前の馬だけある...ゾクゾクしますほんと(笑)

二代目クリスマス(1971年産)

二代目クリスマスに関しては海外の馬なので現役の情報がないですね、走っていたのかも不明です。

こちらが二代目クリスマスの血統表です!

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うーん、ニュージーランド産だけあってほんとよくわからない馬が多いですが、知っている範囲だけ語ります

父バリーロイヤルは今ではほとんど聞かなくなったネアルコ系の亜流モスボロー系の馬、その父バリーモスはイギリスの名馬で確かアイルランドダービーや凱旋門賞とか色々勝っています。

...以上!海外競馬本当に苦手で分からないですし、そもそもこんなにマイナーな馬の血統の話しろというのはさすがに無理がありました()

三代目クリスマス(2011年産)

三代目クリスマスは競走成績19戦5勝で函館2歳ステークスを制覇しています、おそらく普通の人ならクリスマスという名前の馬ならこの馬が一番ピンと来るんじゃないかなと思います。

早速ですが実際に血統表を見てみましょう!

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うん!これなら先生でも話せそうだ!()

父バゴはここ最近波に乗っているので改めておさらい、バゴはフランスの馬で凱旋門賞パリ大賞典といった一流のレースで勝利し、日本で種牡馬入りして初年度から菊花賞馬ビッグウィークといった馬を輩出したが、基本的に切れ味不足と難しい気性から成績は不安定なことが多いですね。 

もう1つ言うと極端な馬場に強い傾向にあります。

しかし母系にサンデー系種牡馬や米国のスピードを補うことで切れ味不足を補い、最近は日本競馬に適性を示す産駒も増えてきました。その代表といえるのがステラヴェローチェ、クロノジェネシス、本馬クリスマスです。とはいえ、やはり一発屋種牡馬というレッテルはそう簡単に剥がれないような気がしますが...

母父のステイゴールドは言わずもがな名種牡馬、善戦ホースから一変、G1香港ヴァーズを制し、種牡馬として三冠馬オルフェーヴルにアイドルホースゴールドシップと言った個性派を輩出。詳しくは昔記事にして書いてありますので、こちらを参考に↓

白沢先生の血統解説 第5回(ステイゴールド編) - 雨星血統研究室

 

というわけで今回は日本に存在したクリスマス達の血統の解説を行ってみました、完全に趣味で話した感じで、特に面白みがなかったらすみません(笑)

 

残す競馬も残りは1週のみ、まだ外してる皆さんにもチャンスはありますよ!頑張っていきましょう!

 

おまけ

ここからはオマケになります

もうすぐ新年というわけで、来年度の種牡馬リーディングを予想してみました、毎年獲得賞金で争われる種牡馬リーディング、気がつけば来年度はディープ産駒もキンカメ産駒も実質最終世代。時代の移り変わりを感じられますね... 

2020年種牡馬リーディング総括

まだ今年のリーディングはまとまってませんが現時点で特に印象に残った種牡馬をまとめていきたいと思います

  • バゴ(2歳馬で大物、クロノジェネシスの安定した強さで現在キャリアハイ)

先生が最初にパッと思いついたのはこの4頭でしょうか、特にオルフェーヴルは父ステイゴールドと違いジャスティンのようにダートもこなせる万能型なので様々な需要がありそうですね。

次に来年度ちょっと成績心配な種牡馬を挙げたいなと思います

  • ロードカナロア(主力アーモンドアイが引退、現2・3歳で大物不在、3歳世代でクラシック出走馬は少ない。サートゥルナーリア・ダノンスマッシュ次第)
  • キズナ(勝ち上がりと仕上がりの速さは凄いが古馬になってからがどうか、母系が早熟寄りの血統なので気になる)
  • ハービンジャー(強い馬が周期的に現れる感じで成績は割と不安定、6歳になるノームコアが鍵か)

だいたいこんな感じですかね、ちなみにこれは先生の主観が入ってるのであまり参考はしない方がいいです(笑)

2021年種牡馬リーディング予想

ここからが本題。来年度、つまり2021年の種牡馬リーディング5位までを予想してみました。個人的な主観がメキメキ入っていたりしますがここはご愛嬌ということで...

1位 ディープインパクト(代表馬:コントレイル)

まあ、文句なしでトップでしょう。二歳馬がいつもより活躍が目立たないのは少し気になりますが、まだ想定内です

短距離では5歳になるグランアレグリアがいますし、古馬になった三冠馬コントレイル、クラシック戦線ではサトノレイナスに注目しています。仕上がりの早さと素質の高さは距離次第でソダシに勝るはず。

2位ロードカナロア(代表馬:ダノンスマッシュ)

これは悩みましたが普通にロードカナロアじゃないでしょうか、こう思うのは彼の種付頭数が影響しています。目立った大物が出ないのは仕方ない、初年度が暴れすぎです。

種付けは18年の頭数になるのですが、その数なんと294頭。普通に考えても多いです、今年3位のハーツクライが170頭前後と考えるとその差は歴然です。決して勝ち上がれないというわけではないため、主力のアーモンドアイが抜けてもその分埋め合わせきれるかと思ってます。代表馬は安定感があるダノンスマッシュにしました。

3位エピファネイア(代表馬:デアリングタクト)

ここはあえてエピファネイアに期待、初年度産駒はデアリングタクトしか重賞を勝利していませんが、アリストテレス菊花賞でコントレイルと僅差の2着、中・長距離で活躍が期待できそうです。そして今年の二歳世代にもオーソクレースが期待されています。エピファネイア自身も古馬になってもパフォーマンスは落ちませんでしたし、息の長い活躍が期待できそう。

4位キズナ(代表馬:ディープボンド)

ここはキズナを選ばせていただきました。まぁ仕上がりの鬼、ディープの後継最右翼。古馬になってからの戦いになると思いますが、世代限定戦では普通に今年のように猛威を振るうのではないかと考えています。まず祖母の妹がヒシアマゾンのダディーズビビッド、あの馬の長く使える脚はとても魅力的に映りました、来年のマイル戦線で見たい一頭です。代表馬はディープボンドを挙げさせていただきます。中距離で面白い一頭になりそう。

5位ハーツクライ(代表馬:サリオス)

5位にハーツクライを選んだ理由ですが、正直なところこの3~5位はめちゃくちゃ悩みました。ただ今後の頭数、今年の二歳戦の成績を考えるとここら辺が順当になるのかなと思って5位にしました。古馬はサリオスがマイル~中距離で活躍してくるかなと思います、ハーツの成長力を考えたらコントレイルを超えることも...だとしたら3位ぐらいには入ってくると思いますけど。

6位以下はこんな感じで考えました(疲れた)

6位ダイワメジャー

7位オルフェーヴル

8位キングカメハメハ

9位ルーラーシップ

10位キンシャサノキセキ

 

はい、というわけで何というか記事が二本立てみたいになってしまった今回のアドベントカレンダー、いかがだったでしょうか?結構長く書きすぎちゃったので本当に流し読み感覚でいいです、ほんと()

それでは、今回のお話はここまで!最後まで見ていただきありがとうございました!

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