雨星血統研究室

新米バーチャル先生、白沢先生と共に血統を一緒に学んでいこう!という感じのブログです

先生の意見文というか考え~血統と馬券について~

みなさんこんにちは!白沢先生です、梅雨のシーズンに突入しましたね。じめじめむしむししていますが体調には気を付けていきたいところです(ちなみに先生の出身地沖縄では梅雨は明けた模様)

というわけで今回の記事の本題に行きたいと思います。

先生はサンデーサイレンスミスタープロスペクターといった今も子孫が活躍中の血統を軽く解説したり、血統の歴史について取り上げてきました。ここである疑問にたどり着くことになりました。

「実際に血統とか学んで役に立つんですか?」

競馬を予想する時、みなさんどういったファクターを使いますか。
競馬新聞の予想家の予想を参考にする、調教タイムを見る、また調教のVTRから判断する、近走成績を見て判断する、馬体チェックなどいろんなものがあると思います。

その中に血統ももちろん含まれるわけです、ただ大雑把に血統といっても色んな種類があります、というわけで今回はこの血統で勝ち馬を予想するとはいったいどういった物が存在するのか、これについて語りたいと思います!

※あらかじめ言っておきますが、この記事は必ずこれが正しい!これはダメな予想だ!というのを主張することではございません。あくまで中立的な立場での個人的主観が含まれているのをご了承ください

 

ファクター、決め手としての血統

先ほど言った通り、血統は競馬予想の1つとして使われることがあります。しかしながら昔同じ血統予想を使っているはずの二人がとある競馬TV番組で口論になった白熱のバトルになったことがあります。(詳しい内容は「ちゃんちゃらおかしいよ」で検索してみてください)

というように、実際に血統予想って実は種類が分けられているんですよね、というわけで実際にどういった物があるか、そして個人的なメリットデメリットを一緒に見ていきましょう!

血統を傾向として見る~客観的データ判断タイプ~

これは結構やっている方が多いと思います、過去5~10年の1~3着馬の血統を分析して〇〇系が有利で抑えるべき!〇〇系は複勝率、回収率が高いから穴として最適だよ!といった感じの予想のやり方です。

メリット
  • とにかく知識が最低限で済む、早くできる

一番のメリットはこれなんですよね、だって血統表見てこの馬の血が入ってるからこの馬を選ぼう、ただの共通点探しになるんですよね。(たまに米国型ノーザンダンサー系と言ったように少しは名称を覚える必要もありますが)

血統表が読める、その馬を見つける観察力があるだけで簡単に出来るんです。だからこそやりやすく、初心者にもお勧めできるんです。

  • 客観的に判断できる 

 結構予想って主観的なものが入ると思います、「この馬強いと思うけどなー」とか、「見た感じ踏み込みいいしパドック完ぺき!」とか結局主観が大きく含まれている可能性があります。ですが、これの場合はデータを重視するのでデータから参考にする客観的な判断を可能にするんですよね。

デメリット
  • 距離変更、コース変更、馬場に弱い

この予想スタイルの最大のデメリットはおそらくこれだと思います、いくら過去の血統データがあったとしても代替開催や今年から距離が変わったレースにはデータというのが一瞬で水の泡と化してしまいます。あとこういうデータは数少ない不良馬場とかになると信頼度が落ちたりする場合があります。良馬場と不良馬場では求められる力が違いますしね。

  • データに当てはまる馬がいない、もしくは矛盾するデータがあると難しくなる

これは極端ですが、データに当てはまる馬が存在しない、そうなるとこの傾向は何の役にも立たない、ということがあります。母父〇〇系は走る!といってもいなかったら無意味ですからね。さらには時々〇〇を持つ馬は強い!!だけど〇〇持ちは不向きだ!!という場合どっちだよ!!!ってなるじゃないですか、結局どっちを取るかで主観が入っちゃうんですよね。

血統から得意分野を見抜く~配合判断タイプ~

もうひとつは血統の組み合わせでこの馬の適正能力を見抜いちゃおう!という配合を中心としたタイプです。これは血統予想の中では難しいほうに入ります

メリット
  • 初条件の予想が容易になる

このスタイルの一番の特徴といってもいいじゃないでしょうか、「母系がヨーロッパのタフな馬場で実績を残している種牡馬だからこの馬は不良馬場も苦にしない!」

「この馬は母系がダート実績の馬だらけの配合だから実はダートは得意中の得意!」といったことが容易にできることです、これはデータと違い0からでも推測が可能、新馬戦でも使えます。

  • データに囚われない予想が出来る

 もう一つはデータに囚われないということです、そもそもの配合が少ないレア配合やレア種牡馬などに対しての判断が容易になります。種牡馬成績でも頭数が少なすぎてリーディングが低すぎてデータがあてにならない、矛盾するデータがあるけどこれはこのパターンだなといった時に使えます。

デメリット
  • 知識が必要(デメリットとしては微妙、血統面白いですし)

実際この技を身に着けるには知識が必要です「この種牡馬アメリカで活躍した」「イギリスで栄えている」「オーストラリアの名種牡馬だ」「晩成だ」...さらには適正距離や歴史といった知識まで身に着けないとわからない場合があります。

  • 予想に時間がかかる

 データ派と違い格段に時間がかかると思います、一頭一頭の血統表を見てどんな配合か把握してそこから距離や条件を求めちゃうので慣れてても難しいです。

  • 主観になることが多い、結局どこから受け継いでるのかわからない

とにかく最大のデメリットだと思います、最終的に配合見てどんな馬か判断するのは自分自身です、おそらく違う回答を出す方もめちゃくちゃ多いと思います。データという客観的なものではないですからね。

 

というのが大まかに分けられるタイプなのではないかと思います、みなさんはどのような血統予想を取り入れていますか?もっと詳しく分けられると思いますが、先生的には極端に言えばこの二つだと思います。

この二つは大体正反対みたいなものなので、この二つを線上にすることで自分の血統予想の立場が分かるのではないかと思っています。

 

以上が先生が思う血統をつかった予想のやり方の解説になります!これは最初に言った通り、先生の主観が大きく入っているため反論があるかもしれません、ていうかおそらくあると思います。自分にピッタリ合うような血統予想をしてみてくださいね!あと血統予想を予想に取り組んでいるみなさんは、どんな予想をしていますか?皆さんの考えを聞かせて欲しいです✨

匿名で聞けちゃう!雨星 白沢@競馬Styleさんの質問箱です | Peing -質問箱-

peing.net

それでは、今回は先生のブログ初の試み、馬券に関するお話に付き合っていただきありがとうございました...!来週はしっかりノーザンダンサー系の続編を投稿したいと思います!よろしくお願いします!

(ちなみに先生はどちらかというと配合論です、ただまだまだ難しいところはデータに頼ってます)