雨星血統研究室

新米バーチャル先生、白沢先生と共に血統を一緒に学んでいこう!という感じのブログです

白沢先生の血統解説 第12回 フォーティナイナー編(後編)

こんにちは!イベントの企画を考えたりして最近はいろいろ忙しい先生です!忙しいですけど、楽しい忙しさなので人生充実しているなーってなるのでとってもいいですね✨

先週の重賞、愛知杯メイショウサムソン産駒デンコウアンジュ日経新春杯ディープブリランテ産駒モズベッロ、そして京成杯キズナ産駒クリスタルブラックがそれぞれ制しました...!個人的に気になったのはやはりキズナの仕上がりの早さでしょう...初年度産駒がもう重賞を2勝し、2歳時の出走頭数が100を超え、出走回数は300を超える、これは古馬になってから全体の評価は出来ませんが恐らく現段階では正統派ディープインパクト後継だと思ってます...

さて、というわけで今回はフォーティナイナー系で日本で活躍する種牡馬たちを紹介していきます!

前回の記事はこちら↓

白沢先生の血統解説 第11回 フォーティナイナー編(前半) - 雨星血統研究所

 

エンドスウィープ

最初はエンドスウィープ!競争成績はアメリGIIIジャージーショアブリーダーズカップステークスを勝利している...といったぐらいであまり大物という感じではない感じです。

種牡馬成績

最初はアメリカで種牡馬となり、勝ち上がりがとても良く、特に2歳の勝ち上がりでは当時の世界記録を樹立しました!さらに日本に輸出された産駒であるサウスヴィグラスがダート短距離で活躍、その仕上がりの早さと産駒の活躍により、日本に輸入されましたが、わずか3世代を残したのみで早世してしまいました...。しかしこの3世代に、牝馬宝塚記念を制したスイープトウショウ桜花賞NHKマイルの変則2冠を達成したラインクラフトドバイデューティーフリー(現ドバイターフ)にジャパンカップ宝塚記念に勝利した2007年の年度代表馬アドマイヤムーンを輩出!現在はアメリカから来たエンドスウィープ産駒である、スウェプトオーヴァーボードプリサイスエンド、惜しくも一昨年に亡くなってしまったサウスヴィグラス、そして日本産のアドマイヤムーンが担い手となっていますね...!

ちなみに勝ち上がり率は驚異の6割越えで、ノーザンテーストサンデーサイレンスディープインパクトエンドスウィープしかこの記録を達成した種牡馬はいません...w

血統と傾向

エンドスウィープの母はアラバマS(日本だと秋華賞)優勝馬。母父はGII勝ちがあるだけですが、名牝ゴーフォーワンド(米GI7勝)を半妹に持つノーザンダンサー産駒のダンススペル。やっぱり血統背景で種牡馬になったという印象です。

傾向としてはやっぱりフォーティナイナーらしく仕上がりがよくスピードが出るタイプ、2歳戦やダート短距離で特に強い...と思われがちでしたが、上級クラスだと芝中距離実績が強くなる傾向です(実際にダート勝率のほうが高かったけど、重賞勝利のほとんどは芝でした)。

 

さて、現在の担い手である産駒たちはというと...?

 

まずアドマイヤムーン自身は芝の中距離で大活躍しましたが、産駒はセイウンコウセイ、ファインニードル、ハクサンムーン芝の短距離に強い...と、まったく父に関係ない傾向がみられます。ちなみに重馬場の実績が結構目立ちますので穴目当てで買うのもいいですね✨

 

次にスウェプトオーヴァーボードですが、こちらも産駒は芝短距離に強くスプリンターズステークスの鬼レッドファルクス...そして現在ダート中距離第一線で活躍するオメガパフューム...あれ??さらに、ステイヤーズステークスを制したリッジマン...???中山3600m??ま、まあ簡単に言うと母系によって距離の融通が利くという感じだと思いますが、ただデータ見てると芝短距離が強いのが顕著にみられますw

 

次はサウスヴィグラス、短距離が多い地方競馬での活躍が多く見られます...!地方リーディングでは常にゴールドアリュールキングカメハメハといった大物と争っていますね!この馬はもうダート短距離!本当にダート勝率が高すぎます...wでも母系のスタミナ色が強いとマイル辺りもこなせますよ✨

代表産駒はラブミーチャン、ヒガシウィルウィンといった地方の雄をだしてますね...!

 

最後にプリサイスエンド、こちらもダート短距離、特に重馬場が良さそうです...!代表産駒にカフジテイク(根岸S、フェブラリーS3着)、グロリアスノア武蔵野S)とこちらは上級クラスだと中距離をこなすエンドスウィープっぽいところを受け継いでますね...!

それ以外のフォーティナイナー

日本ではやっぱりエンドスウィープからの直系が目立ちますが、僕たちだって負けてない!!というエンドスウィープを介さないフォーティナイナー系はもちろん存在します、次はその種牡馬たちを見ていきましょう!

トワイニング

2015年に亡くなりましたが、こちらは超良血!牝系からは欧州競馬の一大系統を作り上げたグリーンデザート(シーザスターズの祖父)、阪神3歳牝馬Sを制したヤマニンパラダイス皐月賞ノーリーズンがでています!もう2015年に亡くなり、残された産駒も少なくなりましたが、ノンコノユメが代表産駒として頑張っています...!

アイルハヴアナザー

こちらは現役種牡馬アイルハヴアナザー、ディスティーテッドヒューモアーから続く系統父の甥っ子にトーセンラースピルバーグ兄弟(父ディープインパクト)がいる血統です!現役時代にケンタッキーダービープリークネスステークスアメリカクラシック2冠を達成しています!産駒は2016年にデビュー、2018年にアメリカに帰国しました。代表産駒はサウンドトゥルーの半弟アナザートゥルース、ダート中距離の重賞の常連ですね!

ちなみに産駒の傾向としてはダート中距離がメインですね、フォーティナイナー系の中では少し異質なタイプですね。おそらく母系にロベルト、リボーとスタミナ色が強い配合が...おっと話が長くなりそうなので止めておきますね、いちおう初心者でもわかりやすく...というのがモットーですので...w気になったら質問箱のほうとかで受け付けますw

 

というわけで先生が知ってるフォーティナイナー系のお話は以上になります!長かった~!やっぱりミスプロ系は40年近く続いている血統なので遡ったりするの大変...!これからはこのように前後編と2つにまとめて紹介していく予定なのでよろしくお願いします!ちなみに、長期イベントのほうはまだ秘密で、ヒントを言うと先生のツイートがカギになっていますw

そんな先生のTwitterはこちら↓

雨星 白沢@長期イベント5月予定 (@Amahoshi_HKTK) | Twitter

 

あ、ついでに質問箱も貼っちゃいましょう。これで何かあったら質問に答えれますし

匿名で聞けちゃう!雨星 白沢@競馬Styleさんの質問箱です | Peing -質問箱-

 

ではでは、最後まで受講ありがとうございます!次回は日本で大活躍中キングマンボ系です...!また来週も受講しに来てくださいませ...!